社会福祉士さんからの紹介で利用しました
このアンケートは２０２２年９月２９日に実施しました。お客様に紙のアンケート用紙に記載いただいた後、インタビューで内容を補足しています。
お部屋を借りる前のあなたの状況について教えてください
部屋を借りるきっかけを作ってくれたのは社会福祉士さんでした。部屋を借りる前、私はある理由で刑事施設に入っていました。裁判の時に社会福祉士さんが更生支援計画を作ってくれたのがきっかけで、その後刑事施設にいた時もずっとその方と手紙のやり取りをしていたんです。
刑事施設を出る時に、この先地域生活をどうしていくか、社会福祉士さんが一緒に考えてくれました。
スタッフ：どんなことを一緒に考えてくれたんですか？
私は出所後に医療機関に通う必要があったのと、住む場所がありませんでした。すぐに働く自信もありませんでした。そのあたりの相談に乗ってくれました。
刑事施設に入る前は、どこに住んでいたんですか？
会社の寮でした。その会社は事件の時に退職になってしまったので、住む場所がなくなりました。
母が近くに住んでいたので、出所後、一時的に同居させてもらうことはできました。でも母は生活保護を受けていたので、ずっと一緒に住むことはできませんでした。
その後はどうされたんですか？
社会福祉士の方が生活保護を受けることをすすめてくれて、一緒に申請に行ってくれました。生活保護受給が決まったあと、アパートに住むことになったのですが、今まで自分で物件を探したことがなくて不安で、そこで社会福祉士さんが紹介してくれたのが「福祉のお部屋」でした。
熱心な社会福祉士の方が色々動いてくれたんですね。
はい。医療機関にもつなげてくれました。本当に色々してくれて、感謝しています。
お部屋を借りる際に不安だったことは何かありますか？
まずお部屋を借りるためのお金がありませんでした。社会福祉士さんがその辺の状況を分かってくれて、生活保護申請の同行もしてくれました。
スタッフ：生活保護が受給できれば、お部屋を借りるための初期費用は出してくれますよね。
はい。お金の部分の不安は解消されましたが、他にも不安がありました。
まず、私はこれまで一人でアパートを探したことがなかったんです。しかも生活保護なので、いわゆる普通の不動産屋さんに相談するのは抵抗があって。そこで「福祉のお部屋」を紹介してもらいました。
お部屋を借りる時って免許証や保護受給証明書をはじめ、本当に色々な書類が必要なんだと分かりました。契約書、重要事項説明書などサインする書類も多かったです。「福祉のお部屋」のスタッフはそのあたりとても丁寧に説明してくれて、初めての私でも安心して利用できました。
私は過去に一度自己破産をしたことがあって、保証会社の審査が通るかも心配だったんです。そういった悩みや不安も最初の段階で聞いてくれて、安心出来ました。
あなたのお部屋の気に入っているところを教えてください
私はO区で保護申請をしたので、O区内で部屋を探してもらったんですが、気に入っているところは、クローゼットが大きいところかな。
スタッフ：そんなに大きいんですか？
はい。ウォークインクローゼットで大人が3人ほど入ります。私は趣味の関係で持ち物が多いので、クローゼットが大きいのは気に入っています。
あとは浴室が大きくて綺麗なんです。内見の時にクローゼットと浴室が気に入って、ここにしようと思いましたね。
浴室は本当に素敵ですよね。家賃20万円くらいのマンションで同じ仕様のバスルームを見たことがあります。確か、浴室乾燥もついていましたよね？
はい。基本、洗濯物はベランダに干しますが、雨が降っている時などたまに使いますね。浴室乾燥もうれしい設備でした。
建物の作りもしっかりしています。鉄筋コンクリート造で隣の音もほとんど聞こえないです。もともと静かな住宅街なので、外からの騒音も気にならず快適です。
お部屋を借りた後、あなたの生活はどのように変わりましたか？
私の場合、これまで会社の寮以外で、一人暮らしというものをしたことがなかったんです。食事や掃除など、自分でやる大変さはあるけど、生活する上での必要な知識、スキルは一通り身についたのかな、と思います。
スタッフ：実家、寮、一人暮らしのうち、自由に選べるとしたらどれを選びますか？
やはり一人ぐらしがいいですね。刑事施設に入るなど回り道はしましたが、今こうして一人暮らしをすることができて、自立をするいい機会だったのかなと今は前向きに捉えています。もう少し生活が落ち着いたら、次は仕事をしていきたいと考えています。
本日はアンケートにお答えいただきどうもありがとうございました。
このアンケートは２０２２年９月２９日に実施しました。お客様に紙のアンケート用紙に記載いただいた後、インタビューで内容を補足しています。
