いのちのとりで裁判に関するご案内をいただきましたので情報提供します。
2013年からの生活保護基準引下げの違法性を問う「いのちのとりで裁判」。
本年4月14日、大阪高裁で逆転敗訴判決となったことの影響が危惧されていましたが、5月26日の千葉地裁判決、5月30日の静岡地裁判決で、相次いで処分取消しの請求認容判決が言い渡されました。
これで地裁レベルでは11勝10敗と遂に原告側の勝ち越しとなりました。
いずれも専門家の審議検討を経ていない「デフレ調整」について、国側に十分な説明を求める東京地裁判決の系譜に属する説得力のある判決で、「確立した専門的知見との矛盾」がない限り適法とした大阪高裁判決の特異さが際立つ結果となっています。
両地裁判決前後のようすや判決全文・要旨等と、31日の厚労省交渉のようすが写真入りでHPにアップされましたので、御覧ください。
5月26日、千葉地裁判決の記事(判決全文等あり)
https://inochinotoride.org/whatsnew/230526_chiba
千葉地裁・NHKニュース(動画あり)
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230526/1000092993.html
5月30日、静岡地裁判決の記事(判決全文等あり)
https://inochinotoride.org/whatsnew/230530_shizuoka
静岡地裁判決・NHKニュース(6分超の動画あり)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230530/3030020296.html
5月31日、厚生労働省要請・記者会見の記事(要請書、訴訟経過の一覧表あり)
https://inochinotoride.org/whatsnew/230531_yosei
次は少し飛んで、10月2日(月)午後1時30分に広島地裁での判決が予定されているほか、三重地裁の審理が5月18日に終結し判決日は「追って指定」となっています。また、7月14日には名古屋高裁、同月20日には沖縄地裁、同月24日には鹿児島地裁でも結審が予定されており、さらに判決ラッシュが続きます。
引続き皆さまのご注目とご支援をお願いいたします。
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